局所再発→主治医交代→化学療法開始


私の局所再発は、こちら(別窓)にも書いたが
2013年9月20日の術後1年エコーにて「大胸筋内に2個(1.4cmと4mm)」発見された。
同部位からの細胞診結果はこちら(別窓)。

そして、あまりにも早い再発であるとのことで、
受診している大学病院の乳腺科の医師達が集まるカンファレンスにかけられた。
そこに出席していた医師の1人から「遺伝系はどうなの?」というような発言があり、
研究の担当者が「私の標本(2012年9月11日にOP)」を見直したらしい。
その結果、本当に偶然ではあるが、珍しい遺伝子(BRCAness)が発見されたとのこと。
私がそれを知らされたのは、2013年10月16日の診察である。

診察室を変更し、私に出た遺伝子を研究しているという医師の診察室へ。
かなり待たされたが診察は受けられた。
トリプルネガティブ乳癌の中でも、私に出た遺伝子(BRCAness)を研究しているのは国内では今度の主治医と数人みたい。

乳癌は細分化されているから、
出来るだけ大学にかかれるようにした方が良い…というドクター友達のアドバイス通りになった。
癌研や国立がんセンターでもあまりやってない遺伝子を、
たまたま研究材料としてとっていた標本から調べられたのは、 大学病院にかかっているからである。

提示された治療方針は抗癌剤点滴(ジェムザール+カルボプラチン)と切除術。
効いても効かなくても4サイクル(点滴回数は8回)で終了で切除術するそうだ。
研究段階だから、効果の有無にかかわらず人の役に立つと聞いた為、受けることにした。
そうでも無いとやってられない…というのもあるけどさ。




治療開始について、新しい主治医は「考えますか?」と言ったが、
直ぐに「まあ、考えてもやることはやるなら」と言い直したため、
私も異論はないから同意書に署名した。
もちろん「効果の有無にかかわらず人の役に立つと再確認してから」だけど。

そんなこんなで、私の乳癌闘病生活における2回目の抗癌剤の点滴治療は、
新しい主治医の初診察の翌週(2013年10月22日)から開始されることになった。

普通なら、これで主治医交代となるところだが、
この2日後(2013年10月18日)に元の主治医の診察があった。

元の…とは言うが、今回の主治医交代は期間限定なので、
抗癌剤治療と切除が終わったら、また診てくれるという確認が出来たし、
何かの時は実家の病院もあるから最期まで診てくれるということまで自分の耳で確認することが出来た。
乳癌になったことはアンラッキーだが、この医師にかかることが出来たのはラッキーだったと思った。

しんどい治療を受けるのに安心材料は必要である。
これで再発野郎の退治に臨めるというものだ。


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2013.11.16記載


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